ポイントでごほうび交換、子どもはごほうびのためだけに動くようになる?

そうなることもありますが、多くは表の作り方しだいです。子どもがもともと好きなことに毎回ごほうびを付けると、その楽しさが薄れることがあります。まだ習慣になっていないことには、星がよいきっかけになります。安定しやすいのは、ごほうびを親子のボードゲームや公園など、一緒に過ごす時間と体験を中心にすること。星を渡すときに、できたことを言葉にすること。習慣になったら少しずつポイントを減らし、「自分でできる」という気持ちを残すことです。
「星のため」から「自分でやりたい」へ
ごほうびのためにやることを外発的動機づけ、面白さや達成感からやることを内発的動機づけと呼びます。ピアノの練習、おもちゃの片付け、お手伝い、読書を始めたばかりのころは、まだその楽しさを感じにくいものです。星は最初の一歩を後押しできます。
気をつけたいのは、子どもがすでに大好きなことです。よく知られた研究では、絵を描くのが好きな幼児に「描いたらごほうびがある」と伝えると、その後、自由時間に自分から描く時間が減りました。すでに自分から本を開く子なら、読書は表に入れなくて大丈夫です。
具体的にほめる言葉には、こうした心配は少ないとされています。「今日はあの部分を最後まで弾けたね」と言うと、子どもは自分の上達に目を向けます。星は上達の記録になり、ごほうびはその一部になります。
ポイントとごほうびの決め方
1. まだ習慣になっていないことを選ぶ
ピアノの練習、おもちゃの片付け、お手伝い、読書の中から、今も声かけが必要なものを1つか2つ選びます。もう自分でできていることは任せて、ひと言認めるだけにします。
2. 終わったその場で星を渡す
おもちゃを片付け終えたとき、今日の15分の練習が終わったときに、すぐ星を足して、できたことを言葉にします。星が「できた」のしるしになります。
3. 一緒に過ごす時間と体験を中心にする
親子でボードゲーム、寝る前にもう1冊読む、週末に公園、一緒におやつを作る。子どもの記憶に残るのは楽しかった時間で、もっと大きなおもちゃが欲しい、という方向に進みにくくなります。
4. 物のごほうびは脇役にする
シールや小さな文房具をときどき入れるのはかまいません。小さめに、間をあけて。ごほうびが大きくなり続けると、交渉が始まりやすくなります。
5. 先に決めて、決めたとおりに渡す
星いくつで何と交換するかを、子どもと一緒に決めます。終わったあとに上乗せすると、次は「やったら何がもらえる?」から始まります。
一緒に過ごす時間・体験のごほうび例
星の数は目安です。家庭のペースに合わせて変えてください。
毎日のタスク
お手伝い
- ピアノの練習15分(星1)
- おもちゃを片付ける(星1)
- お手伝いをする(星2)
- 20分読書(星1)
交換できるごほうび
ごほうび
- 寝る前にもう1冊読む(星3)
- 親子でボードゲーム(星5)
- 週末に公園へ行く(星8)
- 家族のミニコンサート(星8)
- 一緒におやつを作る(星10)
- 週末のお出かけ先を選ぶ(星15)
ポイントを減らすタイミングと方法
2〜3週間続けて、声かけがほとんどなくても自分から始められるようになったら、少しずつポイントを減らす準備ができています。一度に全部なくすと、ごほうびを取り上げられたように感じやすいので、ゆっくり進めます。
- 先に子どもに伝える:「おもちゃの片付けはもう上手だね。これからは寝る前に一緒に確認しよう」
- 毎回の星から、1日1回、そして週1回へ。
- 星を新しい目標に移す。片付けが安定したら、ピアノの練習やお手伝いに星を使います。
- 具体的にほめる言葉は続ける。ここがいちばん大切な部分です。
- ときどき戻ってしまうのは自然なこと。しばらく星を戻し、安定したらまた減らします。
StarKidsでできること
StarKidsでは、ピアノの練習、おもちゃの片付け、お手伝い、読書をタスクにできます。星の数とごほうびは保護者が決め、親子のボードゲームや公園のような体験もごほうびにできます。子どもが終えると画面の星が増え、たまったら約束したごほうびと交換します。
星の記録と週ごとの様子から、もう安定しているタスクとまだ手助けが要るタスクが分かるので、ポイントを減らす時期や次の目標を決めやすくなります。大切な設定は保護者用PINで守られ、無料版で子ども1人から試せます。





